top of page

南イタリアでローカルのように運転できるようになるコツ




この夏に南イタリアに来たい方、たくさんいらっしゃると思います。すでに他のイタリアは見尽くした方、ちょっと旅に刺激が欲しい方、南イタリアの美味しそうな料理を食べたい方、違うイタリアの顔を見たい方、南イタリアならではのビーチを楽しみたい方、、いろんな方がいらっしゃいますよね。


ただ、調べていくと

  • 電車での移動手段がない

  • 行きたい場所やホテルは車でしか行けない

  • 時間がないのに、公共機関を使うと何時間もかかる


こういう壁にぶつかると思うんです。

プーリアも同じく、海沿いはどうにか電車で行けても、内陸部は時間の無駄か?というぐらい移動に時間がかかります。せっかくの旅行なのに移動に時間をかけるのはもったいないですよね?


きっとレンタカーを借りたいと思う方も多いと思うのですが、南イタリアでの運転はかなりスキルが必要です!ということで、こちらでローカル流の運転のコツの心得をご紹介します!



1. レンタカーに保険をかけまくる。


一番最初のコツを伝授します。「保険」です。これが何より一番大事です。盗難とか傷とか全部フルオプションでかけてください。これがあるだけで、かなり運転する時の気持ちが楽になります!


私が住んでいるアンドリア市は、車の盗難が全国一位です。嘘じゃないです。本当です。


もう一度言います。必ずフルオプションで保険をかけてください。


2. 左ハンドルに慣れる


日本と逆で、イタリアは左ハンドルになります。不安だなぁと思う人も多いと思いますが、人の感覚はすごくて、大体10分ぐらいで慣れます。ただ駐車する時だけ擦らないようにお気をつけください。まあ、擦っても保険がかかっていれば大丈夫です!かすり傷なんてドンとこい!


3. 白線はいずこへ?


プーリアには基本的には白線のようなものはあまりありません。感覚で運転します。あまりコツはなくて、とにかく慣れるしかありません。


4. 止まれは徐行


プーリアでは止まれの標識を見たら徐行、一時停止も徐行です。もちろん車が来ている場合は、止まります!でも万が一、止まれでちゃんと止まって後ろから追突された場合は、あなたの責任になるそうです。お気をつけください。また、電車の踏切前も止まれの標識はないため徐行してください。


5. クラクションの使い方とハイビームの使い方


イタリアの映画などを見ると、プープークラクションを鳴らしまくるイメージがあるかと思います。現実もその通りです。

クラクションはイタリアでは煽るためには基本的には使いません。

使うのは

  • 友達などを見かけた時(挨拶の代わり)

  • 可愛い子を見かけた時

  • 自分の存在を知らせる時(歩行者や自転車など危ない場所にいる人に使用)

  • 危険を伝える時

  • 信号が青だから早く動け

  • 渋滞があまりに酷すぎて笑っちゃう時


逆にハイビームをチカチカ使ってコミュニケーションを取る時は

  • 追越車線で追い越したいから退いてほしい→全くどかない時はクラクションもあり

  • 反対側からくる車がチカチカ→警察のチェックあり、気をつけろ

  • あいさつの時もあり


6. ZTLに気をつけて


イタリア全土ですが、旧市街地などはZTL(Zona a traffico limitato)という、許可が降りた人しか運転できない場所になっていることが多いです。カメラがついている所もあれば、写真のような標識だけの時も。また、一日中運転できない所もあれば、ある時間だけ許可されていない人でも誰でも運転できる所もあります。


基本的には旧市街地には車で入らないようにしましょう。そうじゃないと、帰国後にすごい大量の罰金が届くかもしれません。。

または泊まる予定のホテルなどに、どこがZTLか聞いておくのも良いかもしれませんね!


7. 駐車は縦列が基本


さて、これが結構難しい。慣れていないと大変ですよね。私も大きなスーパーなどでたくさん練習して、今でこそ後ろからピーピー鳴らされても何も動じずに駐車できるようになりました。

街の中心部では、なかなか駐車場は見つかりません。歩くことも想定して、慣れるまでは遠い場所に止めるのがベストです。


駐車場は基本的に

  • 白線は無料

  • 青線は有料

  • 黄色線は車椅子で認定をもらっている方用


です。その他のルールは、

  • Passo Carrabile→ドライブウェイなので駐車禁止(これが めっちゃある)

  • 薬局の前→15分だけ駐車可(標識がない所もあります)

  • Parcheggio privato /riservato / condominiと書いてあるところは、大体そこに住んでいる方用なので止めないで下さい

  • 白線でPasso carrabileでもないから駐車できるはずなのに、椅子とかが置いてある(よくある)→どかして駐車してもいいですが、きっと用事から戻ってきた時には車が傷だらけになってます。

8. 右が優先


大きな道はもちろん優先道路だとわかりやすいと思うのですが、それ以外の道で標識がない場合は、優先は自分の右にいる車です。でも、基本プーリアでは優先とか関係ないので、取り合えず自分が優先だとしても止まっておく方が無難です。またサレント半島では、なぜかこれが逆になります。優先は右なのですが、大きな道の方に「止まれ」の標識がたっくさんあります。理由はよくわかりません。サレントで運転する時はお気をつけ下さい。


9. Wazeをダウンロード


プーリアにはあまりスピードカメラはないのですが、でも最近観光客も増えてきたこともあってか、いきなりスピードカメラの量が増えたように思います。そんな時はアプリのWazeがおすすめ!

Google mapより使えるのでぜひご活用ください!



10.車の流れに身を任せ強気でいく


タイトルを書きながら、もしかしたら知らない方も多いかもしれないなと思ってしまった30代後半ですが、プーリアの運転はとにかく流れに身を任せるのが一番です。「あれ?これってダメじゃない?」

みたいな時も、他の車がやってるから合ってるはず、と自分を言いくるめて運転してください。

「ここ最高速度80kmだし」と70kmで運転していると、逆にとても危険です。周りが120kmなら100kmぐらいで運転する方が安全です。だからスピードカメラが出てくると、知らない人はいきなり急ブレーキを踏みます。疲れますが常にいろんな方向に目を向けていましょう!


プーリアにはたくさんラウンドアバウトがあります。大抵の場合、そんなに車はいないのですが、バーリなどではかなりギッチギチに車が入っている時もあります。気にせずプッシュしていきましょう。心に迷いが生まれると、後ろからピーピー鳴らされ、さらにストレスになります。プッシュしていきましょう!


11. ウインカーを出さないイタリア人


これは結構有名な話だと思いますが、イタリア人はウインカーをあまり出しません。なんでかなと長いこと考えていましたが、やっと答えが!(プーリアの場合の答えです!)


ウインカーはドライバーのコミュニケーションツール。プーリアではあまり渋滞は発生しないため「コミュニケーションを取る相手がいない」から要らないそうです!確かに車私だけ..という状況によくなります。


12. 譲り合いの精神


プーリアでは、大きめの道路に入る時は日本の高速に入る時と同じです。これが慣れるまで難しかったです。というのも速度120-140kmのところに徐行で入っていくわけです。なかなか度胸が入ります。


逆に自分が運転している時、右から入ってきたい車が見えたら、二車線以上の時は左の車線に入って入りやすくしてあげる、というどこにも書いていないルールがあります。もちろんたくさん車が走っている時は無理しないでね。



最後に


こんな感じで簡単にまとめましたが、これさえ覚えておけば南イタリアの運転はバッチリ!南イタリアでは交通ルールにきっちり従うよりも、その時と場所で柔軟に切り替えるスキルが必要になります。でも、ほぼペーパーで来て、こちらで運転を始めてもうすぐ10年。個人的には日本より運転しやすいです!













コメント


IMG_1704.JPG

私のブログへようこそ!

イタリアでオリーブオイル農家をしているけれど、元々はオーストラリアにいました。海外生活14年目のブログです。

Let the posts
come to you.

Thanks for submitting!

  • Facebook
  • Instagram
  • Twitter
  • Pinterest
bottom of page